
他では聞けないくすりのはなし
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子供に熱があるときに、本当に熱冷ましは必要なのでしょうか?
以前、書評(1)書評(2)でご紹介した吉田均先生の本「そのクスリを飲む前に」の中に、子供に熱冷ましの坐薬を使用することはかえって抵抗力をなくし治りが遅いという印象をお持ちなので、なるべく使わないようにしているということが書かれてありました。
それとは別に、厚生省の方から出されている「医薬品等安全性情報158号」(平成12年1月)では、「インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤の使用について」(http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1201/h0114-2_a_15.html#3)という解熱剤の適用の可否で、解熱剤の使用と脳炎・脳症の重症化の関係が書かれてあります。それによると、解熱剤(ジクロフェナクナトリウム又はメフェナム酸)を使用された症例では使用していない症例に比較して死亡率が高かったということです。解熱剤とインフルエンザ脳炎・脳症による死亡との関連については、結論的なことはいえない状況にあると考えるとされていますが、今後、さらに詳細にわたり検討されることでしょう。

現在の医療でこのほかにもたくさんあると思いますが、熱が出たら熱冷ましを使うといった、いわば「定説」みたいなものを根本から考え直すことが必要なんでしょうね。薬を使わずに治る病気なら、なるべく薬を使わないでおこうというスタンスが全国的に浸透すれば・・・と思います。
(2000/05/20)
(追加)
子供への解熱剤適応に関しては、「そのクスリを飲む前に」の作者である小児科医吉田均先生のホームページ中、「解熱剤」考(http://www2.nsknet.or.jp/~s-yoshi/netu.htm)により詳しく書かれてありますので、ご覧になって下さい。
(2000/07/15追加)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)