
他では聞けないくすりのはなし
![]()
![]()
今回は効果的な目薬の差し方についてご説明します。
- 手をせっけんと流水でよく洗ってください。
(汚い手で目薬を差し細菌などが目に入るのを予防するためです)
- 左手の指をそろえて、中指で下まぶたを軽く下に引いてください。
目薬の容器の先がまぶたのふちやまつげに触れないように、下まぶたの上に1滴落としてください。
目薬は、目の真ん中に入れる必要はなく、下まぶたにさせば、安全に確実にさせます。
(目やまつげには、細菌がついていますので、目薬が目やまつげに触れてしまうと、目薬が細菌に汚染されてしまい、その次から汚染された目薬を差してしまうことになります。また1回は上手に入れば1滴で十分効果があります。何滴も差しても目から目薬がこぼれてしまうばかりなのでもったいないです。それと、下の絵のように下まぶたを下に引いた手に、目薬をつかんでいる手をくっつけると、目薬が固定されて差しやすいです。)
- 目がしらを押さえ1〜2分間、目を閉じます。まばたきすると、目薬が目から逃げてしまい、口の中に苦みを感じることがあります。
また同時に、目頭を指で押さえると効果的です。
(目薬を差すと、どうしてもまばたきをしたくなってしまいますが、まばたきをすると目薬が目の中から無くなってしまいます。また、目から鼻にかけて管があって、そこを伝わって目薬が流れてしまいますので、目薬を差したら、すぐに目を閉じて、目頭を押さえて下さい。)
- 2種類以上の目薬がある場合は、3〜5分間くらい間をあけて次の目薬をさしてください。
- 目薬をさすのを忘れたときは、気がついたときに点眼してください。
次回にまとめて2回分点眼しないでください。
現在、私は白内障手術患者さんの手術前に、このような目薬の差し方を説明しています。
白内障手術患者さんに対しては、この他に、
「目からこぼれた目薬を拭くのに、しばらくはティッシュペーパーは使わないで下さいね。ティッシュはきれいそうに見えて、なにが付いているかわからないので。しばらくは、クリーンコットンなどを使って下さいね。」
と付け加えています。
ちなみに、クリーンコットンはこちらのサイトに情報があります。
オオサキメディカル 一般消費者向け製品 清浄綿、介護用品など
患者さんだけではなく、一緒に来られているご家族の方にも、「目薬の差し方には、そんなやり方があるんですね」と言われることがあります。
たかが目薬と思われるかもしれませんが、実は奥が深いのです。
(2009/05/30)
![]()
制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)