
他では聞けないくすりのはなし
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くすりののみあわせ(薬物間相互作用)
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くすりののみあわせ(薬物間相互作用)ということを知っていますか?薬の中には、2種類以上服用すると、その作用や副作用が増強したり減弱したりする組み合わせがいくつかあります。中には、非常に危険な組み合わせもあります。
例えば、平成五年九月に発売された帯状疱疹の新薬であるソリブジン(商品名ユースビル)と、ある種の抗がん剤を併用すると、重篤な血液障害を引き起こすことが知られています。副作用の発生機序は特定の抗癌剤の代謝を阻害し、体内にいつまでも抗がん剤が貯留しているために起こるものです。この薬の発売後一カ月あまりで、十五人の患者が亡くなりました。
ソリブジン自体は帯状疱疹に効果のあり、その有用性が期待されていた薬でしたが、癌患者は免疫能が低下しているため、時として帯状疱疹を発症しやすく、たまたまある種の抗がん剤を飲んでいることを知らずに(または、知っていてもそんなに危険であるとは知らずに)、投与したために起こりました。(ソリブジンは現在、販売中止となっています。)
それ程危険な組み合わせではないにしろ、薬物間相互作用が問題になるものは、いくらもあります。
医者によっては、他の病院でもらって服用している薬の名前が分からないと、処方しないという方も見えます。薬の飲み合わせということにシビアなためです。病院の問診表に「現在服用している薬の名前」を書かせる欄があるのは、こういう危険な飲み合わせをチェックするためです。
前の「薬を飲む意義」でもふれましたが、自分の服用している薬のこと(薬の名前、効果、副作用、相互作用など)をもっと知っていただきたいというのが、我々医療人の願いです。また、それを患者さんに説明するのが、医師や薬剤師の仕事です。薬を服用することは、それなりにリスク(副作用や相互作用など)を伴うことをご承知下さい。
日本薬剤師会は、ゲット・ジ・アンサーズ運動(薬について質問しよう)を展開しています。そちらのページもご覧になってください。
(1997/10/11)
追記:
我々医療人は、患者に説明するときに、平易な言葉を使うようにしています。難しい医学用語を使用しても、患者に理解してもらえないからです。
このホームページでも、あえて平易な言葉を使用してきましたが、webを使用する方は比較的インテリジェンスが高いのではないかとふと思いつきました(本当は、比較的高齢者に読んで欲しいのだが)。そのことを考えると、あまり平易な言葉よりは少し専門用語を交えて書いてもいいんじゃないかと思っているところです。
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)