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他では聞けないくすりのはなし

医薬品の回収(虫やら毛やら混入)

 一時期、特に1995年の秋から冬にかけて医薬品の回収が頻繁に行われました。ガラス片やハエなどの異物が医薬品に混入して、製薬会社が回収するというものでした。
 その訳は、回収したら公表するよう、厚生省が指導するようになったうえ、その年の7月に施行された製造物責任(PL)法の影響もあり、製薬会社が「万が一」に備えて早めの回収に動いたためであったようです。PL法が施行されてことで、不良品についてメーカーの責任が問われるため、「もし回収しないで被害が出たら問題が大きくなる」という判断もあると思います。(朝日新聞1995年12月18日朝刊より抜粋)
 PL法施行前も同様のケースがあったと考えられますが、発見した医療機関と製薬会社の間で交換程度で済ませていた事例も相当数あると考えられます。頻繁に回収があると、医薬品というのはあまりきれいとはいえない方法で作られているのでは?と疑いたくもなります。
 一度、医薬品を回収するとなると、製薬会社の方も莫大な損をします。それでも患者さんの安全を考えると致し方ないところでしょう。
 我々、病院薬剤師は、患者さんのことをまず第一に考え、そのような情報を製薬会社などから入手したら、病院全体で適切な対応を取ることができるように迅速に対応しています。医薬品の管理というのも、病院薬剤師の重要な仕事のひとつです。

(1997/10/11)

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制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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