
他では聞けないくすりのはなし
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実は、病院で処方される医薬品というものは、あまり効かない薬が処方されやすいということがあります。つまり効かない薬というのは、効かない代わりに副作用も少ない。漫然と処方していても副作用がないので処方しやすい。副作用がないので、患者さんが何か言わない限りは投与が中止にならない。患者さんも薬を多く出してくれるお医者さんがいい先生という観念があって、薬を多く出してくれることを拒まない。
逆によく効く薬は投与すれば、著明に効いてしまって病気が治り、その後その薬を投与する意味がなくなってしまいます。また、よく効く薬はそれなりに副作用も多く、使いづらいということがあります。そんなことがあって、効かない薬がよく処方されがちです。
しかし、そんな効かない薬は本当は意味がなく、はっきり言って医療費の無駄遣いです。本来ならば、投与する意味がありません。飲んでも飲まなくてもいい薬なのですから。
もしも、慢性疾患で、長年同じ薬を飲んでいる方は、一度自分のおのみになっている薬を見直す必要があります。この薬は効く薬なのか、そうでないのか。(もちろん、同じ薬を飲んでいて、症状がうまくコントロールされているということはあります。)
「要らない薬は、止めましょう、投与する薬は必要最小限に」−我々薬剤師が、医師の処方に助言する際に考えなければならないことです。
(この項は、「別冊宝島285・常識やぶりの健康読本」を参考にしました。)
(1998/02/14)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)