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他では聞けないくすりのはなし

薬剤師ってなんじゃらほい

 先日、といってももう今年の2月のことですから8ヶ月経ってしまったことを今回は書きます。
 母校名古屋市立大学薬学部の4年生の時に所属していた教室の教授が退官されるというので、退官記念パーティに出席してきました。私がいたのは、薬品製造工学という教室で、薬学部ではなく工学部出身の先生方に学びました。文字通り、薬品を作る工学を研究するという教室です(たぶん(^_^;))。薬学部の中では、ちょっと異端なのかもしれません。本来、この教室を出たら、製薬会社に入るべきなのでしょうが、病院薬剤師となってしまった自分も変わり者なのでしょう。(そもそも、工学部を落ちて薬学部に拾ってもらった自分としては、工学という文字に惹かれるものがありその教室を選びました)
 十何年ぶりに会う人ばかりで、とても懐かしかったです。また学生時代のつきあいというのは損得勘定抜きですから、夜遅くまで純粋と面白い時間を過ごすことができました。当時、同じく工学部出身の助教授に主に面倒を見ていただいたのですが、その先生(現在は他の大学の薬学部で教授となられています)とお話する機会がありました。
 その時の会話の一部をご紹介します。
 私:「病院薬剤師は最近、法律的にもいろいろ責任が出てきたんです。もちろん、その分やりがいもありますけど」
 先生:
「何だかんだ言っても、病院薬剤師が、何もしなければ患者さんが死んでしまうというような地位にならないとダメだな」
 薬剤師の立場にも十分の理解があるその先生のお言葉にぐっときました。

!

 患者さんに対して、主治医が処置・治療など何もしなければ、重症の患者さんなら死んでしまうこともあり得るでしょう。看護婦さんでも然りです。薬剤師はどうなんだろうか?非常に考えさせられることです。(また、青臭いことを書いてしまいました・・・)

(1999/10/03)

 ・・・その胸にぐさりと来るお言葉を言われた先生が先日、急逝されました。同級生からのメールで聞かされました。何かの間違い?悪い冗談?とも思ってしまいました。あまりにも早すぎます。私は四卒でしたので、教室に所属した4年生の1年間だけのおつきあいでしたが、振り返りますと随分ご迷惑をおかけしたと思います。とても人間味があり、気さくな方でした。
 熊本大学薬学部教授の後藤正文先生、安らかに。合掌。

(2004/10/02追加)

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制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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