
他では聞けないくすりのはなし
![]()
他人の薬はよく効きそう?
![]()
先日、次のようなメールを頂きました。はじめまして。
はじめのメールの方のように、眠れない症状が似ているからお知り合いから薬を譲ってもらったのでしょうが、お知り合いの方は、別の病気にかかっている可能性がありそうです。
また、2番目のメールでは、花粉症によく効くからといって、副腎皮質ホルモンの薬をあげようとしています(この方は断ったようですが)。副腎皮質ホルモンは、炎症を抑える作用が強いのですが、その分副作用も強く(喘息治療の主流〜ステロイド吸入の項を参照して下さい)、医師の管理のもとに飲むべきものです。
医師が処方する薬は、病気や症状の他に患者さんのそのときの体調、年齢、体格、体質、併用している薬などを総合的に判断して決められます。その用法や用量は、患者さん個々に合わせたものです。医師が処方する薬はオーダーメイドの薬であると言えます。同じ病気や症状だとしても、他の人が使えば、薬の効き方が異なることがありますし、事故につながることさえあります。医師が処方した薬を他の人にあげたり貸したり、またもらったりのは絶対にやめるべきです。 (1999/06/05)
(追加)
上記の2番目のメールの方から再びメールを頂きました。以下ご本人にご許可を頂き、抜粋して掲載させていただきます。以前、夫が風邪をひいたときに、胃薬も含め5種類以上の薬を出してもらいました。夫は2回ぐらい飲みすっかりなおってしまいました。風邪をひいて喉が痛かった私は、その薬が残っていた薬を、素人判断で飲んでしまいました。そうしたところ、動悸が激しくなり脈が120ぐらいになってしまいました。薬のせいと判っていたので、苦しさをこらえ、またまた素人判断でウーロン茶をがぶ飲みして、お小水を出して、安定剤を飲んで眠ったら、なんとか事なきを得ました。後で調べますとその薬は気管支拡張剤で、喉の痛みには使わない薬であることが分かりました。
(1999/06/08追加;1999/06/10更新)
![]()
制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)