
他では聞けないくすりのはなし
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薬は嗜好品?
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最近、外来の窓口で、患者さんに薬を渡していて思うことは、薬が嗜好品になりつつあるということ。例えば、腰痛の患者さんに湿布薬が処方されていて、医師の指示通りに(処方箋に従って)湿布薬を出すと、患者さんから、「これじゃなくって、温かくなるやつが欲しかったのに・・・」と、言われることがあります。中には、商品名を指定してくる患者さんもいます。でも、本来薬物治療というのは、患者さんの症状を見て、その症状にあった薬を医者が処方するものです。
湿布薬あたりなら、それ程問題にはならないと思いますが、患者さんからこんな話も聞いたことがあります。それは、胃の悪い患者さんで、医者もいろいろ薬をあれこれ、とっかえひっかえして投与されていたみたいですが、その患者さんは、「前飲んでいた白い液の薬を飲んでいたときは調子が良かったから、あの薬が欲しいのに・・・」と言われるのです。
患者さんの病状は、刻々変化しているものです。その時は、その薬が合ったかもしれませんが、今の症状とあうかどうかは分かりません。それを判断するのは医者なのです。もちろん、患者さんには、納得した上で、薬を飲んでもらわなければなりませんが・・・。
また、自分で勝手に、薬を飲む量を調節しないで下さい。中には、下剤を自分の通じの具合を見て調節されている方がおられるかと思いますが、それはさておき、ずっと飲まなければいけない薬(例えば、心臓の薬など)を自分の体の調子を見て飲む量を調節するのは危険です。
でも、自分の飲んでいる薬の名前や効きめ、副作用などを知っておく必要があります。
分からないときは、医師、薬剤師などに聞いて下さい。
(1997/09/18)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)