
他では聞けないくすりのはなし
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日本赤十字社はこの3月30日から、東京、大阪、札幌など9か所の献血施設で、献血者に運転免許証など身分証を見せてもらって、本人確認を始めたと発表しています。とりあえず試験段階で今年の10月をめどに全国で実施するとのことです。
● 日本赤十字社:献血時の本人確認を試験的に開始(2004/3/29)
http://www.jrc.or.jp/info/566.html

これまでは献血者の申告により、氏名や住所などを記録していました。記入用紙に献血者が自分で記入するわけですから、適当なことが書けるわけです。これが結構ウソが書いてあることがあり、検査で感染症が分かっても連絡が取れないというケースがあるということです。また、過去の献血歴を調べることが難しいという問題もあったとか。
身分証明書を確認することで、ある程度無謀な献血が減ることが予想されます。あってはならないことですが、HIV(エイズ)に感染しているかどうかを確かめるために、献血をする人がいるそうですが、それが少なくなると日赤では考えているようです。
しかし、献血に一手間増えるわけですから、みなさん面倒くさがって献血者が減ってしまうということも懸念されます。血小板をとるのに成分献血は普通の献血に比べて時間がかかりますが、ちょっと前までその報酬に図書券を配布していたそうです。それが過去の売血のような感じがすると非難があって廃止され献血者が減ったと聞いています。それが今回の措置で、どうなるかと心配しています。
輸血を必要としている患者さんに、血液が使えないことがないように切に望みます。
(2004/04/03)
<追加情報>
更に献血血液の安全性向上のため、献血者の身元確認をしやすくするという目的で、献血手帳が電子カード化されるということです。2005年度からの予定だそうです。
今の時代、IT化はあたりまえになっています。カードには身元情報が記録されて、上に書いた身分証明書のかわりになり、暗証番号などで本人確認できるようになるとか。献血者がこのカードを持つメリットとしては、献血時の検査データも記録されており、健康管理ができるとされています。そのデータが、自治体の健康診断を受けるときに実施機関に提供できるようにシステムを考えるということです。
(2004/04/24追加)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)