
つれづれなるままに
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なぜ専門家はネットに登場しないのか?〜とりあえずまとめ
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前回の「なぜ専門家はネットに登場しないのか?〜はじめに」と、「お金にも業績にもならない文書を書き続けられるか」と、「専門家は実名で発言するが、ネットの現状を考えるとそれはとてもリスキーなこと」からの続きです。今回でとりあえずまとめてみます。
時間の問題を書き忘れています。「ネットにかける時間がとれない」という問題です。個人的には、結構のプライベートな時間を割いています。中味の文章の骨格も当然大事ですが、中の文章がなかなかしっくりと来なくてああでもないこうでもないと何度も書き直しています。文脈がおかしくないか、同じ言葉が続いていないか、「・・・ですが」などと逆接語が続いてはいないか、一文が読むには長すぎないかなど気を遣っています。
HTMLファイルを書くという技術的な面では、現在は「秀丸」でホームページ更新マクロを組んで、半自動にできるようにしました(マクロを組むという作業も慣れずに結構大変だったんですよ)。以前は該当ページを書いて、カテゴリインデックスファイルやインデックスファイルを直して、"What's New"を直して、ということを手作業でやっていて大変でした。(でもその作業をするときは、本体の文章がほとんど完成に近づいていて、気分転換にするという作業でしたけど)
また、メールでのやりとりもあります。積極的に薬の質問を受けているわけではなく、優柔不断に対応しており、今のところ、結局ほとんどのメールに返答をしています。自分の知識ではどうにもならないことが多く、いろいろ調べたりするという時間も結構取られます。 妻からは、「これって趣味?」と聞かれる始末です。
どこかの学会で、このサイトのことを発表したら、「ここまで来るともうやめられませんね」と言われたこともありました。半分冗談のような、でも半分当たっているかもという話です。

じゃあ、なぜずっと続けているんだろうかというと・・・。「他では聞けないくすりのはなし」の「患者さんから元気をもらう」の項を書いていて同じかもしれないと気がついたのですが、このサイトが割と役に立っているというメールをもらっているからです。
従来、小説家やエッセイストは、読者からはがきなどでレスポンスをもらってます。それがメールでインタラクティブ(双方向)にやりとりができるのが、web作者の醍醐味です。
例えば海外に住んでいらっしゃる日本人の方からメールをもらうことがあります。考えてみれば当然のことですよね。そのときはインターネットってworld wideなんだと実感します。日本語の表記しかありませんが、海外でも日本語が扱えるコンピュータがネットに繋がっていると、誰でも見ることができるわけです。慣れない土地で生活していて、薬のことで相談したくても周りに日本語で相談できる人がいない・・・そんな状況の中で、藁にもすがるようなメールを頂くことがあります。(メールの薬相談は、大々的にお受けしているわけではなく、必ず返事が書けるということではありません。「メールの対応〜ちょっとひとりごと」も見て下さい。)
このサイトを見て、本当に嬉しくて涙が出たというメールをもらったこともあります。そのような反応をもらうと、こちらもとても嬉しくなって、またがんばってやっていこうという気になります。みなさんからの応援メールがホームページ更新の原動力になっていると感じています。
・・・とまあ、ほとんど個人的な話になってしまいました。今回でこの話は終了です。あまり個人サイトの運営のことでネットに話が出てきませんから、問題提起ということで書いてみました。個人的にはサイト運営のもやもやがちょっとすっきりした感じです。「なぜ専門家はネットに登場しないのか?」というタイトルは、野村一夫先生 の「インフォアーツ論」から取りました。それは逆説的な意味で、専門家がどんどん実名でネットにでてきてほしいという個人的な私の願いがあってのことです。どれくらいの方がこの文章を読んでいるかわかりませんが、なにか(特に個人ホームページ作者の方が)感じていただけるところがあれば幸いです。
(2004/03/14)
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制作・著作:
佐藤賛治(http://d-inf.org/iroiro/)