
つれづれなるままに
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手段の目的化を避ける
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先日、勤めている病院で「病院情報システムの方向性」という演題でご講演がありました。私にとってとても面白く感じた講演でした。内容は、オーダーエントリーシステム、電子カルテなどの話でしたが、特に、ご講演の中で「手段の目的化を避ける」という話が印象的で共感できました。つまり、オーダーエントリーシステムや電子カルテを導入することが目的ではなく、それは単なる手段で、それを導入して何をするということが目的なのだということです。
(オーダーエントリーシステムや電子カルテに関しては、私が下手に解説するよりかは専門家に任せましょう。例えば、http://www.miyazaki-med.ac.jp/OEtoEHR/Default.html を参照して下さい)
それは、個人でコンピュータを使うときにも同じようなことが言えます。コンピュータを使うことが目的なのではなく、コンピュータを使って何をするかが問題なのです。さらにインターネットでも同じことが言えますね。インターネットをすることが目的ではなく、それを使って何をするか、例えばHな画像を収集するだとか、自分の調べたいことをデータベースを使って調べるとかいう目的が大事だということです。目的もなく、ただ世間が騒いでいるのでそろそろコンピュータでも買ってみるか、という状況でコンピュータを買って、もともと目的がないものですから、最終的に家庭のインテリアまたはゴミになっているコンピュータが多いとも聞きます。特にWindow95が発売されたときは、そのブームに乗ってそんな人が多かったと言われています。

私の周りの方は、私がコンピュータが好きだときっと思われていることでしょう。でも、コンピュータ自体が好きなのではありません。コンピュータをつかって何かをするのが好きなのです。コンピュータを道具として使いたいのです。コンピュータの仕組みがどうなっているとかいうことは皆目見当がつきません。それは、オタクの方にお任せして、なんとなく使えているからいいかというような状態です(でも、それだといけないんですよね→「最近のキーワード デジタル・デバイド」の項を参照)。インターネットだって、詳しいことはよく分からないのですが、なんとなくできているからいいかというような状態です。これはひょっとして、非常に危険な状態なのかもしれません。どういう理屈か分からずにやっているというのは、そのうちに大きな落とし穴に落ちてしまうかもしれません(ある日突然、私のホームページが消えてしまうことがあるかも・・・)。
さて、話を元に戻します。ホームページを開設するということだって、それ自体が目的なのではなく、その先があるはずです。最近は、簡単にホームページを作れるという本が世の中に氾濫していると感じていますが、ホームページを作って何がしたいのか、何の情報を誰に流したいのかということが大事になってくる訳です。そこら辺のノウハウが懇切丁寧に書いてある本がほとんど皆無です。どうしても技術的なことに偏ってしか書かれていなくて残念です。それがホームページ作者のモチベーション(動機付け)となってくるわけで、明確になっていないと、なかなか更新できなかったり、一回こっきりでや〜めたとなってしまうのがオチではないでしょうか。実は私も、最近ちょっとそのモチベーションを見失いがちになっています。ホームページを継続することは大変なことです。
この項のネタは、「コンピュータは単なる道具」、「実は・・・私・・・なんです」、「webmaster光と影」あたりに関係したことを書いています。
(2000/04/29)
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制作・著作:
佐藤賛治(http://d-inf.org/iroiro/)